栄養士のしあわせブログ☆彡vol.8 『嚥下食調理研修会』開催!(2013/12/26)
こんにちは栄養科です
早いもので、もう12月ですね
院内は、各病棟のクリスマスディスプレイでとっても華やか
なので、私もなんだかうきうきしてしまいます
さて、先日11月28日、29日の2日間、
リハビリテーション部言語聴覚士、退院支援班よりご依頼いただき、『嚥下食調理研修会』を開催しました
実習メニューは、「牛肉コロッケ」と「さばのみそ煮」を
食事形態「粗みじん」、「極小きざみ」、「ミキサー食」、「ソフト食」へ調理しました
在宅で簡単に作れる方法を体験、ということで、
ご自宅にある調理器具やミキサーを使って実習しました
みなさん初めての作業に奮闘中
実習時間の間に、すべての食事形態の調理を完成することができました
そして、完成した嚥下食をみなさんでご試食
物性や、味を一つ一つ確認しながら…
美味しく仕上げるコツは、やはり心をこめて作ることですねっ
特にさばのみそ煮は、ミキサーにかけると魚の臭みが気になり、食欲が減退してしまうことがあります。
調理の時に、しっかり臭み抜きの下処理(しもふり、酒、生姜など)しておくことがおいしい嚥下食になるポイントです
今回のメニューは、「ご家族と同じメニューや、
市販されているお惣菜を簡単に嚥下食にするために、
どういうアドバイスをセラピストができるだろうか」というご相談にお応えするべく、計画してみたものです
給食で提供されている嚥下食を実際に調理実習で作ることを通して、
患者様やご家族への退院支援へつなげていきたい、
お口から美味しく召し上がっていただくためのお手伝いがしたい、
という思いでみなさんがんばってくださいました
今年は、『日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013』が発表され、
嚥下調整食の基準が変更されました
当院のお食事も基準に合わせて対応し、各部署と連携しながら、
患者様の摂食・嚥下機能に合わせた、美味しい、安全なお食事提供を目指していきます
(栄養科)