各部・職種紹介看護部(看護師・介護士・歯科衛生士)
理念
基本的人権を尊重し看護職の責務を遵守し
質の高い看護を提供します
基本方針
- 多職種と協働し、患者さま主体の看護を実践します
- 看護実践力の向上に努め、自己研鑽し専門性の高い看護を実践します
- 看護者の倫理綱領に基づき質の高い看護を追求します
看護部長挨拶
看護体制
人員 | 看護師54名 介護士27名 歯科衛生士3名 |
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病棟配置 | 看護職 13:1 介護士 30:1 |
看護方式 | 変則受け持ち制 一部機能別看護 |
研修・教育
看護部教育
教育方針
- 豊かな感性で患者家族の個別性を尊重した、看護を提供できる看護介護職員を育成
- 摂食嚥下(ロ腔ケア)・スキンケア(褥瘡)・退院支援看護の重要性と必要性を理解し能動的にスキルアップが図れるクリニカルラダーを意識した知識の習得と実践ができる

認定看護師及び資格者認定看護師
認定看護管理者教育課程- ファーストレベル修了者…2名
- サードレベル修了者…1名
- 回復期リハビリテーション認定看護師資格者…4名
- 認知症高齢者の看護実践な知識受講者・認知症対応向上研修受講者…9名
- F I M講習認定…4名
- 看護必要度院内指導修了者…12名
- 転倒予防士基礎講習修了者…2名
病院研修
- 安全研修
- 感染研修
- チーム医療研修(新入職者・看護セラ全職員・中堅リーダー)
- 管理者研修
- トピックス研修
院内研修(勤務時間内に実施)
- 学研メディカルサポート導入
- 新人研修
- 看護専門研修
- 介護士研修
院外研修
- 日本看護協会・山口県看護協会
- 全国回復期リハピリテーション病棟協会・山口県回復期リハビリテーション劦会
- 日総研その他
日々の現場のようす
病棟リハビリ

当病院では、セラピストのリハビリだけではなく、看護師、介護士も1患者1単位リハビリを実施しています。退院後の生活を充分把握し、患者さまのADL・IADLで必要な事、強化しないといけないことを本人家族と一緒に考え、個別性のあるリハビリを提供しています。
病棟レク

認知能力の改善がみられる集団音楽レクリエーションを実施しています。笑顔が見られなかった患者さまに笑顔が増え、他者との交流ができるようになりました。 集団で行う事で社会性・協調性が生まれる素晴らしいものだということを実感しています。
摂食嚥下

多くの患者さまは「口から食べる」ことを希望されます。そしてご家族も自宅退院させる条件に「ロから食事ができる」ことを希望されます。私たちはその望みを叶えるべく、口腔ケアで”食べる”口作りを行い、そして摂食嚥下練習で”食べる”機能を取り戻せるよう看護職員・歯科衛生士・言語聴覚士を中心にチームー丸となって取り組んでいます。
カンファレンス

当院では、チームアプローチの要となるカンファレンスに力を入れています。様々な職種が自己の専門性をチームにどう落とし込むか、又多職種の専門性を理解し患者さまへ統一したケア・治療(療法)が行い不安を与えないよう情報共有を行っています。
委員会活動
業務委員会
業務委員会では、1、看護業務の合理性、効率性を求めて研究する。2、患者の 安全と安楽を保証するケアが提供できる。3、他部署とのコミュニケーションを図り、看護業務を円滑に行う事を目的とし、マニュアルの見直し、改正を行っています。
記録委員会
記録委員会は月に1回委員会を開催し、自ら行った看護を、記録を通して証明すると同時に多職種と患者状況を共有し質の高い看護ケアを提供するために正確に、簡潔に、誰が見てもわかる記録になるようにスタッフに発信しています。
具体的な活動内容としては、日々の記録の現状と問題点を把握し、個別性のある記録の充実を図れるように記録内部監査の実施・マニュアルの改正・各部署で課題解決などの活動をしています。
褥瘡対策委員会
「褥瘡発生ゼロ」を目標に毎月1回褥瘡対策委員会を開催しています。医師・薬剤師・管理栄養士・看護師・セラピスト・クラークの多職種で構成されています。患者の褥瘡発生状況と経過を報告し、多職種で患者にあった治療・評価を行っています。必要時は栄養サポートチームとの連携を図っています。
看護リハ合同会議
メンバーは、看護部・リハビリテーション部の管理者です。病棟運営における日々の問題解決から各部署目標達成まで協働できるチーム作りに取り組んでいます
安全委員会
当院の安全委員会は看護師3名、セラピスト4名、介護士3名の計13名(そのうち転倒予防指導士3名)の構成です。活動目的は患者さまの安全を第一に考え、①医療事故発生の予防②事故防止の諸問題を検討して対策に万全を期すことです。回復期リハビリテーション病院では身体機能の回復や活動範囲を拡げる為、抑制帯の使用は極力避け、安全確保を行う必要があります。回復過程において転倒・転落の可能性が上がる為、リスク管理が重要となります。
私たち安全委員はスタッフの『気付く力』を育てる為の活動も日々行っています。病棟内の安全ラウンドや転倒カンファレンスなどスタッフが患者さまの安全を考える機会を設定し、転倒リスクの高い患者さまには転倒転落対策表をベッドサイドに掲示してスタッフが同じ対応・環境設定が行えるように工夫しています。また、適宜マニュアルの見直しや院内研修を実施するなどスタッフへの教育も一緒に行っています。
委員だけでなく、スタッフ一人一人のリスク管理に対する意識向上が極めて重要となりますので、今後も多職種協働で事故件数を減らし、安全・安心な回復期リハビリテーションを提供していきます。
回リハ看護セラマネ合同会
本会議は2016年3月に多職種連携教育の基盤を作り発展させることを目的に発足しました。
現在、回復期リハビリテーション病棟協会が定める、認定看護師4名、セラピストマネージャー6名で活動をしています。毎年9月~10月にかけて研修を行っていますが、院内の様々な研修の中で唯一多職種が受講できる研修として期待されています。
『ホップ・ステップ・ジャンプ』をスローガンに、毎年研修テーマを考えています。
- 2016年度 入浴の自立支援において、自職種の役割と多職種と共同すること
- 2017年度 自病棟の強みと弱みを考える
- 2018年度 理想とするケースリーダーを考える
2019年度からは新採用者研修も担うことになりました。各職種の専門性も理解しつつ、『チームとは何か』を考える場をこれからも提供していきたいと思っています。
認知症WG
当病院が認知症WGを結成して2年が経ちました。より質の高いケアを提供できるよう活動しています。
各病棟では認知症ケアカンファレンスと身体抑制カンファレンスを週1回実施しています。認知症ケアカンファレンスでは、認知症ケアの継続の必要性や質の向上をはかる為、看護計画を見直し、観察、ケア、指導項目の内容をより個別にあったものへと検討しています。身体抑制カンファレンスでは、身体抑制の早期解除を目指し検討・評価をする取り組みをしています。
また、年に一回研修を行っており、2018年度は身体抑制を実際に装着する体験研修を行いました。実際に患者さまの苦痛を体感することで「倫理ある看護」が必要であると再認識できたと考えます。今後も患者さまの安全、安楽を目標に活動してまいります。
退院支援
入院時早期より、患者さまの情報収集をして個別性ある対応ができるようチーム・病棟全体・医師や栄養科等多職種を含んだ合同でのカンファレンスを毎月開催し多職種との連携にも力を入れています。看護部では、退院後の生活を踏まえて、健康管理・内服管理・家族指導を行います。退院後の、生活環境を聴取し本人に合う管理方法を見出し、定着を図ります。また、問題点や自身で管理が難しい事に関しては家族への指導も行い、退院後も安全で安心した生活が送れるように援助しています