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古き良き中国(2014/07/16)

こんにちは

今回は、私の知っている古い中国のイメージを書いてみたいと思います

まず「易経」。
「当たるも八卦。当たらぬも八卦」の易の原著です。岩波文庫でも出ています。
この解説本を「自炊」しようとし(て失敗し)た知人がいて、少し読みました。
自然界の8つの事象を卦(プロは「け」ではなく「か」と読むそうです)と言い、

この組み合わせの各々に6段階のステップがあります。
主たる64の組み合わせの中に「地天泰(ちてんたい)」があります。

上に「地」があり下に「天」があると、混ざり合って「安泰」するの意味だそうです。
上が「天」、下が「地」ではありません。

権力や実力を持つ人間とそれをもたない一般庶民が乖離することが安定ではなく、

混ざってこそ安定するとの思想です。

ちなみに上が「天」、下が「地」の組み合わせは「天地否(てんちひ)」となります。

次に「史記列伝」から「刺客列伝」の後半。
「豫譲(よじょう)」が主人公ですが、その主は歴史では悪役。

主の背は高く、高貴さを表す色白の肌。美しい髭も伸ばしています。

名門の正当な跡取りで頭脳も明晰。

一方歴史のヒーローは、身分の低い母親から生まれてうだつの上がらない風貌です。

兄弟順も年下で、冷遇されて育ちました。

この二人、映画にするなら外観を入れ替えないと画像が成り立ちません。

「勝者の総取り」を良しとしない思想があります。
この物語(一応史実となっていますが)を読むとホロリとします。

何故悪役に仕えたはずの主人公が、読者を感動させるのでしょうか?
「国士無双」の語源や、織田信長の行動に影響を与えたと思われるエピソードもあって、

内容は盛り沢山です。堤防を築いて城砦を水攻めにするシーンもあります。
「史記」全体はもちろんその中の「列伝」だけでもかなりの量ですが、

「刺客列伝」だけなら、読書時間と感動からは超お得ですよ。

まだまだ面白い中国の文書は沢山ありますが、

これらを読むと中国は実に懐が深いと言った印象があります

(医局)

消防訓練(2014/07/15)

テレビでは、数十年に1度の大型台風8号が猛威を振るっており、
周南もその影響を僅かに受けている中での消防訓練でした

参加者は今年入職した職員+病院の管理者です

訓練内容としては、

①消防署への通報、非常放送、院内警報 

②初期消火 

③避難誘導 

④救護 

⑤避難確認、報告 

⑥訓練火災の鎮火確認

⑦放水訓練

という流れで行いました

今回初めての避難訓練を経験した人も多く、
戸惑いながらも本番さながらに訓練に臨んでいる表情がとても印象的でした

これで、何があっても大丈夫

今回は「火事」を想定した避難訓練でしたが、
災害には台風や地震、それに伴う停電や土砂崩れなどが考えられます

「備えあれば憂いなし」という言葉の通り、備えることはとても重要だと感じます

無いに越したことはないのですが、“もし”災害にあった時でも、
迅速に動けるよう、常日頃から防災意識を高めていこうと感じた今日この頃です

(リハビリテーション部 2病棟)