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梅雨が明け、夏本番!(2022/07/14)

こんにちは、薬剤科です。

短い梅雨が明け、夏本番となりました。

私は毎年のことながら、屋外活動によるうっかり日焼けで
コンガリした肌色になりつつあります。

そこで自分用の勉強もかねて、日焼け対策についてお届けします。
(参考;日本皮膚科学会HP)

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紫外線(Ultraviolet、UV)は波長の長い方からUVA、UVB、UVCに分けられています。
地表に届く紫外線は少量のUVBと大量のUVAです。

<紫外線が人体に与える影響のうち、良い面>
〇ビタミンD生合成
〇光線治療

<紫外線が人体に与える影響のうち、悪い面>
✖急性傷害
サンバーン(皮膚が赤くなる)、サンタン(皮膚が黒くなる)
✖免疫抑制

✖慢性傷害
光老化:シミ、しわ、良性腫瘍
光発癌

✖光線過敏症

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★日焼けから身を守る物理的方法
・日傘を使用する
・広いつばが全周にある帽子の着用
・長袖、長ズボンなどの着用
・日焼け止め(サンスクリーン剤)を塗る

★サンスクリーン剤の選び方
・SPF(Sun Protection Factorの略)・・・UVBに対する防御効果を表しています。
⇒ SPF30の製品を規定量つけた場合、20×30=600分=10時間、日光に当たって、始めて翌日赤みが出るという指標。

・PA(Protection Grade of UVA)・・・UVAに対する防御効果を表しています。
⇒ +から+++の3段階があります。
PA+:UVA防止効果がある、PA++:UVA防止効果がかなりある、PA+++:UVA防止効果が非常にある、という意味です。

★晴天下のスポーツ、海水浴などでは、SPF20、PA+++のものを目安に選びます。
正しい使い方としては規定量、例)顔には真珠の玉2個分位を全体にのばします。
また3時間に1回くらい塗り替えるほうが確実です。

SPF値が高いものであれば多少とれても効果がありそうですが、
あまりに高い数字のものはどうしてもサンスクリーン中の成分が濃くなりがちです。
やはり状況に応じて適当な強さのものを、きちんと塗る方が良いでしょう。

塗る場所として顔はもちろんですが、意外と忘れやすいのはうなじや、耳たぶ、胸、首、手の甲です。
これらの部位にもきちんと塗りましょう。

ご参考になれば幸いです。

 

(薬剤科)