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「冬にそなえて免疫を高めよう!機能性ヨーグルトのすすめ」(2020/11/02)

(↑私が家族とともに毎日飲んでいる機能性ヨーグルト愛飲歴1

 

寒くなると、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの、ウイルス性疾患の流行が気になります。

自己の免疫を高めて乗り切りたいところです

近年、「免疫」には、腸内フローラ(腸内細菌叢)が重要であると、わかってきました

現在各社から、腸内環境を整える「機能性ヨーグルト」が販売されています

 

腸内フローラを構成する腸内細菌は、健康と密接な関わりを持つことが知られるようになりました。

便通のみならず、生活習慣病やアレルギー疾患、免疫、さらには癌の発生にまで関与するといわれます。

 

「免疫」とは、体内にウイルスや細菌などの敵が侵入してきた際に、排除する生体システムです。

そして、腸は人体最大の免疫細胞の貯蔵庫、兼、学校です。免疫細胞の約7が腸に住んでいます

腸の中で免疫細胞は敵を学習して成熟し、いざというときに敵と戦う戦士となります。

 

腸内で成熟した免疫細胞が出撃するにあたって、

腸内細菌がさらに免疫細胞を刺激し、免疫応答を高めることもわかってきました

 

強い免疫のためには、腸が健康であること、さらには腸内フローラが健全であること、が重要です。

 

腸内フローラを養う(腸内細菌の種類と数を増やす)ためには、まずは健全な食事です

腸内フローラのえさとなる、食物繊維をとりましょう。

さらに積極的に免疫を高めたい、腸内フローラに直接アプローチしたい!という場合には、

機能性ヨーグルトがおすすめです

 

私は、一年前から冬のインフルエンザ予防として、宅配で機能性ヨーグルトを頼み始めました。

もともと食事は和食中心、発酵食品や野菜ジュース、さらにはビタミン・ミネラルのサプリメントを毎日とって、

健康には気を使っていました。しかし唯一、便秘が長年の悩みでした・・・

それが、機能性ヨーグルトをとり出して、1ヶ月もたたないうちに薬を飲まなくても毎日快腸となりました

その後風邪をひくこともなく、インフルエンザも(もちろんコロナも)かかっていません

お腹が弱く、食事後にいつも下痢をしていた父にも勧めたところ、飲用3ヶ月で下痢はほとんどなくなりました。

 

健康にいい、と言われることをいろいろやってきて、唯一効果を実感できたのが、機能性ヨーグルトです。

気になる方は、一度試してみられては

 

(医局)

漢字の読み(2020/07/07)

先ず、新型コロナウィルスの被害に遭われた方とそのご家族にお見舞い申し上げます。
そして診療の最先端で奮闘しておられる方々に敬意と激励を申し上げます。

本日のお題は漢字の読みに関してです。

中学の理科や高校の生物で、「腔腸動物(こうちょうどうぶつ)」と言うのを習いました。

イソギンチャクなどのように消化器が管ではなく、行き詰まりになっている動物です。
一方大きな病院の案内板には「歯科口腔外科(しかこうくうげか)」とあります。
「腔」の字の音読みは、「こう」でしょうか?「くう」でしょうか?

漢字の音読みには、それが伝わってきた時代と元の場所による違いがあります。
漢音、呉音、唐音がそれです。
この内漢音が一般的のもので、「腔腸動物」の「腔(こう)」はそれに当たります。
一方呉音は仏教に伴って伝わってきました。しかし仏教に留まりません。
江戸時代の初期までは、学問の中心地はお寺でした。儒教や歴史は勿論、医学もお寺で
学ばれたのです。
江戸時代の初期に、儒学や医学がお寺から離れましたが、江戸時代初期の儒学者林羅山
は剃髪に墨染めの衣を着ていました。
江戸時代の医師が剃髪だったり特有の茶筅髷と言う髪型だったりしたのはその名残です。
そのような訳で、医学用語は呉音の発音となり「腔(くう)」となります。

生物学と医学は似た分野で重複している部分も膨大です。
しかし、由来が異なると読みも異なるのです。
皆さんが病院でふと耳にされる専門用語、呉音だから違和感を感じられるのかも知れま
せんね。

最後に蛇足を一つ。
神様の罰は神罰(しんばつ)。神罰は下ります。
仏様の罰は仏罰(ぶつばち)。仏罰は当たります。
子供の頃「バチが当たる!」と言われたのがしっくりきませんでしたが、このことだっ
たのですね。

(医局)

スマホで健康管理(2019/12/04)

2019年も残り1ヶ月となりました。年末年始はイベントや飲み会も多く、多くの方が体調や体重管理に頭を悩ませる時期ではないでしょうか

そこで今日は健康管理に役立つおすすめアプリをご紹介します 

「やまぐち健幸アプリ」です現在利用者は2万人を超え、県内多くの方が参加されてますスマホ内蔵の歩数計と連動しており、毎日の歩数をアプリ内に自動で記録してくれますこのアプリの面白いところは、アプリユーザー内における自分の順位が出るところです

 

わたしの平日はせいぜい3000歩がいいところ

 

県内のみならず自分の居住地域に絞って順位を見たり

周南上位の人は1ヶ月で80万歩近くも

 

家族や友人とグループを作ることで、グループごとに競争することもできます

わたしは夫婦二人のグループを作っています

 

メンバーの月間歩数の平均が、グループの成績になります

 

このように歩数を周囲と比較したり、グループごとで競争することで、より健康意識が高まるというわけです順位はリアルタイムで更新されるので、「順位があがった」とか「このグループに抜かされた〜」などとゲーム感覚で歩数記録が続きます

 

この他にも、歩数連動アプリはありますそれぞれ特徴や特典が異なりますので、ライフスタイルや好みに応じて選ぶと、健康に対する意識が、ちょっと変わるかもしれませんよ

 

仕事中にスマホを持ち歩けない方もいらっしゃると思いますスマートウォッチなら、時計のみならず、歩数計やその他の健康に関連した便利機能を搭載していますので、余裕のあるかたはご検討を

 

リハビリ病院に勤めていると、患者さんの身体機能には大きな個人差があることを痛感します。丈夫な体は一朝一夕では作られません。日々の運動が体を作り、いざ病気になったときには体の消耗を抑えてくれます。

 

また、リハビリとして運動を行ううちに、生活習慣病が改善していく患者さんも多くいらっしゃいます。運動不足が生活習慣病の引き金となっているのですね。

 

人生100年時代。2020年はぜひ、健康管理、体力増進に努めていきましょう

(医局)

 

 

高齢者になっての自宅の断捨離!(2019/03/20)

事情があり、自宅の二部屋をある期日までに片付ける必要に迫られた。

家の本棚、押入れ・タンスには、夫婦で、還暦を過ぎる歳までに、”蓄積“した衣服・書物などがびっしり

私は、生来、片付ける・ということが苦手で、今でも職場の机の上は書類や書物が山積している状況である

これまでにも、時折片付けを思いつき、夫婦で「要らないものは捨てよう!」と言って、片付けを開始するのであるが、中途半端に終始していた。といのも、自分の衣服や書物についても、「まだ着れる」とか、古い本についても「捨てるにはもったいない」といった感情が湧いてきて、結局、時間ばかりが過ぎていき、当初の“片付け”なる作業は進まずじまい

しかし、今回は、部屋の明け渡しの期日が定められており、なんとしても成し遂げなければならない状況である 

今回の片付けでは、ひょうんなことから、ヘルパーの傍ら片付けを生業にしている女性が手伝ってくれることになった

まず、自宅を見てもらい、開けるべき部屋を含めて、すべての部屋という部屋をチェックしてもらった

そして、開けるべき部屋以外の部屋の片づけから開始したそれからは、片付け専門の女性の指示のもと、老夫婦のその日その日にやるべき仕事内容がはっきりして、勢い片付けざるを得ない状況となっていった

私達夫婦だけで行おうとすると、お互いの所有物に対する長年の思いがありなかなかはかどらない作業が、中立的な立場から進言していただくと、不思議なことに夫婦ともにお互いにより客観的・現実的な判断を下せるようになっていった

そうすると、夫婦ともにだいぶ“思い切り”がよくなり、これまで“蓄えていた”物品の廃棄の選別がよりスムースに行えるようになった

片付けのポイントは、まず、しまっている服や本などを全て一旦外に出すことのようだ。そして、一旦外にだした物品の区分け始業、つまり、現在使用している物やどうしても残したい物を残し、廃棄すべき物は、思い切って廃棄するという取捨選択の作業を行った

このような作業は、まず開けるべき部屋以外で行い、不要となった服や書物・家具類他をすべて、廃棄用のビニール袋にいれて集めていった

       

(写真はいずれもビニール袋に占拠された和室とリビング)

このあと、開けるべき部屋の片づけを行い、同様に、物品の取捨選択を行って、残すべき物は、他の部屋に移動させた片付け作業で助かったのは、廃棄物を分別する必要がなく、全てビニール袋に入れてもよいことだったこれは、後に“何でも屋さん”が分別して廃棄してくれるということであった

そして、指定された期日となり、和室や応接室にうず高くつまれた廃棄すべき物品などの入ったビニール袋は“何でも屋さん”がトラックをもってきて、そして、回収してくれた

 

このようにして、長年置き去りにされていた自宅の断捨離が、一部ではあるが実現できた

 私自身が終戦後の貧しかった時代を幼少期に経験しており、このためか、“(捨てるのは)もったいないという世代”である。このため、これまでの人生は、物を買うことはあっても、古くなった物を“捨てる”ことは最小限にしていたかもしれないその結果として、家の中は物があふれる状況になってきたともいえる

ただ、片付け専門の他者が入ったことにせよ、古希を前にして、こういった“物が溢れる”自宅が片付けられるようになったことは、私にとっては、人生での一つの大きなイベントであり、満足している

望むらくは、もう一度くらい、断捨離をして、自分の身を”シェイプアップ“したいものであるが、あとどれくらいの時間が残されているのかは神のみぞ知るで、こればかりは予測困難

 皆さまにも、折に触れて、自宅に所有している物品の断捨離を勧めたいが、夫婦だけでやって口論に発展してしまう懸念があり、そこはくれぐれもご用心していただきたい

(医局)

(2018/11/21)

さて、今年も余すところ1ヶ月となりました。

そして忘年会のシーズンです。

 

宴会は楽しいものですが、先に退席するのは難しいもの。

そこで今回は上手な退席をした人のご紹介です。

 

「憶良らは、今はまからむ。子泣くらむ。そのまた母は、我を待つらむよ」

有名な、山上の憶良の和歌です。

この歌を詠んで、宴会を退席しました。

 

直訳すれば、

()山上の憶良は、そろそろ退出したいと思います。

 (家では)子供が泣いているでしょうし、その子の母親も私を待っているでしょうから」

と、なります。

 

字面は、

「イクメンパパの私が帰らないと、幼子は『パパがいない』と泣きますし、

それで女房は私に対して怒り心頭になりますから()とか、後半が

「まだ新婚気分が抜けきらない恋女房が私の帰りを待ちわびていますから」

とかになりますが、真意はそうではありません。

 

実は、この頃作者の山上の憶良は結構高齢でした。

身分制度の下、位は高くありませんでしたが、温和で有能な官僚として年下の上司や同僚の中で

活躍していたようです。

 

宴会の席で、高齢で気の良い先輩が、

「幼子がいる。そんな子供がいる若い妻が待っている」から「帰る」

と、言いました。

 

若い同僚の感想は、

「そんな若い奥さんがいらっしゃるのですね!」

だったり、或いは

「見栄張って、嘘ばっかり!」

だったかも知れません。

 

何れにせよ、爆笑と喝采の中、にっこり笑っての退席が目に浮かびます。

 

年齢や職場の環境でそのままコピペ…、いや真似できることではありませんが、

このセンスやこれが言える職場での雰囲気作りは参考にしたいものですね。

(医局)

「源氏物語」(2018/07/31)

ご無沙汰しています。

 

何時ぞやは「史記列伝」を取り上げましたが、
今回は「源氏物語」でいきたいと思います。
と言っても、もう読み終えて40年以上経過します。
現代語訳で、しかも最後は惰性で読破しました。
なので深い突込みは止めて(できなくて)、この稿のテーマは「光源氏」のモデルです。

 

いきなり独断と偏見ですが、私は三つの個人orグループがモデルと考えています。
先ず、藤原道長。当時の最高権力者です。
多くの娘を次々に政略結婚させて権力を握り、後の摂関政治の基礎を築きました。
「月の満ち欠け以外に自分の思い通りにならないことはない」、との和歌を

多くの人の前で詠むなどして、因果応報が信じられていた時代に

「これほどの栄華を得るとは、前世でどれほどの徳を積まれたのだろう」と

言われていました。
この称賛のセリフは源氏物語の中でも出てきます。
作者の紫式部は道長の娘、中宮彰子(しょうし)に仕えていましたので、多分にリップサービスも

あったかと思います。

 

次に、敦明(あつあきら)親王。現代では一般的には無名な方です。
先に藤原道長が娘を政略結婚させて権力を握ったと書きましたが、道長の娘ばかりが天皇の子供

を産んだ訳ではありません。ゴリ押しすれば娘の産んだ男児を天皇にすることは可能でも、

他の皇子との余計なトラブルは避けたいものです。
道長の孫を天皇にするために潔く身を退いてくれたのが敦明親王でした。
それに対して道長は、上皇に準ずる扱いをしてこれに報いました。
本来天皇を狙える立場に居ながら一歩退いて上皇並みの待遇を得る。
光源氏の人生そのものです。
道長は次女を特にかわいがっていたと言われ、政治の道具とはしていません。
その婿として迎えたのが敦明親王でもありました。

 

では、何故、「藤原物語」でも「皇族物語」でもなく、「『源氏』物語」なのでしょうか?
実はこの時代、皇族から貴族に身分を替えて「姓」を与えられる、

いわゆる「臣籍降下」をした人達と藤原氏が権力を競っていました。その筆頭が「源氏」です。
そして陰謀に長けていた藤原氏がクーデターをでっち上げ、実権を握りました。
その鎮魂の意味もあり、「『源氏』物語」になったのだと思います。
万葉集の時代から日本人は言葉に霊的なものを感じていましたが、言葉で鎮魂を図ることは

この解説だけで長くなりそうなので詳細は割愛させていただきます。

 

以上の独断と偏見は如何でしたでしょうか?
高校生の方の、夏休みの自由研究のきっかけぐらいにはなりませんか?

(医局)

「ツノシマクジラ」について(2018/04/10)

先日、角島に行って来ました。

3年前に行った時は、嵐の真っ最中で雨が止んだ隙間でした。

周囲を黒い雲に囲まれて大変雄大でした。今回は快晴の中、橋を渡りました。

さて、人間の神経の分け方に中枢神経と末梢神経に分ける方法があります。

大まかに言うと、中枢神経は脳から脊髄への繋がりであり、「灰白質」と言う神経回路

を持っています。

脳や脊髄から分岐して身体の隅々まで伸びるのが末梢神経です。例外は匂いを嗅ぐ嗅神経と

物を見る視神経でこの二つは外に伸びた脳の一部です。

周囲から感じた情報を脳に送ったり、脳で考えた動きを身体の隅々まで伝えるのに

神経が役立っています。では、脳が全身を把握しているのでしょうか?

脳から伸びる脊髄は頭蓋骨の下の頚髄が最も太く、首回りや上肢(手)に行く神経が分かれて

出て行くとその分細くなります。そして胸やお腹に行く神経が分かれて、

先に行くほど細く・・・ならないのです。下肢(足)に行く神経の付け根である腰髄は再び太くなります。

「膝蓋腱反射」をご存知の方も多いと思います。

「反射」は刺激が脳まで行かずに脊髄で処理されて筋肉を動かす命令が出る現象です。

「膝蓋腱反射」は刺激された筋肉に命令が帰って来る最も単純な「反射」ですが、

実際にははるかに複雑な「反射」が下肢には多くあります。

その複雑な情報処理のために腰髄で神経回路が発達し太くなっていると考えられます。

実際の下肢の運動は、脳からの命令と下肢の反射との共同作業です。

脳が身体の全情報を把握処理して全身を直接動かしている訳ではありません。

神経の伝導速度は秒速30mです。恐竜やクジラでは、尻尾の先から頭まで情報が伝わるのに

1秒かかる計算になります。その遅延を補おうとすると、反射のための神経回路がより

発達する必要があると思われます。

恐竜では腰髄の周りに脳より大きな空洞を持つものもあり、一時は「恐竜は腰で考える」

とまで言われました。現在はこの説は否定されていますが、下肢・下半身を動かす

反射のために太い腰髄とそれを収めるスペースが必要だったのは確かです。

 では現在に生き残る巨大動物「クジラ」ではどうでしょう?

「角島自然館」には「ツノシマクジラ」と言うここで発見されて、後に新種と認定された

クジラの全身骨格標本があります。

クジラの腰髄も恐竜と同様大きく膨らんでいるのでしょうか?

私の見た範囲では、クジラには大きな腰髄を入れるための脊椎の膨らみは

認められませんでした。進化の過程に拠るものなのか、恐竜と哺乳類の違いに拠るものかは

分かりません。

私の妻は、「その腰髄の膨らみって下肢に必要だからできたんでしょう?下肢がないク

ジラにはいらないじゃん!」と言っておりましたが、その辺りが正解かも知れません。

(医局)

用語の解説

脊椎:背骨です。一部が連なることで管(脊柱管)を作ります。部位により、頚椎、胸椎、腰椎など

脊髄:脳から脊柱管に伸びる中枢神経です。部位により、頚髄、胸髄、腰髄など

周東食肉フェアに行ってきました(2017/11/29)

周東食肉フェアに行って来ました。

現在、日本中が「肉ブーム」だそうです。
日本には多くの「○○牛」があり、海外でもその美味しさが認められています。
私の長女がワーキングホリデーでオーストラリアに居た際に、ステーキハウスに行って
最も高価な肉は何かと尋ねたら和牛だったそうです
(もちろん食べたのはオーストラリアの「国産牛」)。
山口県にもブランド牛があり、岩国市周東町の「皇(すめらぎ)牛」もその一つです。
直近の品評会でも3位になったそうです。

その周東町で毎年「食肉フェア」が開催されます
私は昨年初めて行き、今年も行って来ました。
もう28回になるそうです。
11月26日(日曜日)当日は朝から牛の形をしたアドバルーンが高く上がり、楽しい気分を
盛り上げてくれます
何と言ってもこの「食肉フェス」の目玉は牛の丸焼き
昨年は午前中に結構強い雨にたたられ、実際に焼いているところは見えませんでしたが、
今年はバッチリ見ることができました。
「丸焼き」では火の通りが難しいのではないかと思っていたら、
写真にもありますように「半身」ずつ焼かれていました。
この写真の右側に、広い会場を2往復するほども食券を持った人達が並んでいました。
「丸焼き」の味は「別格」です
いわゆる「食レポ」の「硬い」やら「柔らかい」やら「肉汁」云々の次元ではありません。
肉の線維自体が美味しいとしか言いようがありません
他にも具がたっぷりの豚汁や鶏飯のおにぎりもあり、肉の種類も揃っています。
言うまでも無く、いずれも美味
模擬店も多く出ており、焼き鳥や唐揚げはもちろん天然鮎の串焼きからお菓子。カレー
の専門店の出店もありました
食べ物ばかりでなく、お肉の販売もあり、大いに盛り上がっておりました。
最後は抽選と餅まき。
食券の半券を使った抽選は、地酒「獺祭」や高級肉なども当たります。
我が家には高級肉が、3番違いですり抜けて行きました。

職業柄一見分かり難い方を含めて、多くの障害がある方々が来られているのが分かりました。

そして、その人達が使えるトイレの案内がちゃんと出ていました。
主催者の細やかな心遣いが感じられた反面、
そのトイレの絶対数が少ないことや周東総合支所のトイレが使えないことが残念でした。
これは全県的なことなので、県民全体の意識が変わる必要があるのでしょう。

この楽しかった「食肉フェア」、来年も必ず行きます。
岩徳線の周防高森駅の直ぐ近くですので、お酒をたしなまれる方はJRでどうぞ

  

(医局)

新幹線”こだま”にも役割がある(2017/08/01)

私は、この病院が開院以来勤務しており、かれこれ54か月になります。

勤務先が変更になってから、それまでの車を使った通勤から、新幹線“こだま”を利用して

通勤しております。自分が住んでいる山口市内から新山口駅にいき、そして、“こだま”に

乗車して一駅隣の徳山駅におります。

駅の新幹線のプラットフォームに行くと、いろいろな新幹線を観る機会があります。

“のぞみ”、“ひかり”、“こだま”、そして、九州新幹線が開業してからは、“さくら”等々。

私は、実は、以前は“こだま”をたいして評価していませんでした。スピードが速く、

かつ、先頭車両のスマートな形状の“のぞみ”に比べて、どちらかというと、

スピードもやや遅く、先頭車両の形状もまん丸く見栄えの良くない印象の“こだま”は各駅停車で

あり、“鈍行”の印象がありました。

ところが、この54か月、自分の通勤の足としての新幹線“こだま”を考えると、

新山口駅―徳山駅間の一駅間の乗車でわかったことは、“各駅停車”も大事だということです。

移動手段としての新幹線を考えると、早く遠くに行きたい!という乗客と共に、

比較的近距離でも利用したい・という需要も多いのではないか・ということに気づきました。

つきるところ、時間と距離の関係ですが、新幹線の種類により、それぞれの役割が

あるのかな・と。そのように考えていくと、人や物についても同じようなことが言えるのでは

ないかと思いました。人は職場において、それぞれの立場で職務をこなしています。仕事内容が、

即決・即断が求められる部署もあれば、連日、同じような内容・出来事の繰り返しで、ある意味、

単調な内容の部署もあります。職場という“連合体”は、上記のようないろいろな役割を担った

メンバー・部署の集まりで成り立っているのかなと思います。それぞれがそれぞれの役割を

果たしつつ、職場に貢献することが、その職場の健全な成長・発展を促していくと考えられます。

私は、これからも、この職場で働いている限り、新幹線“こだま”を利用させていただいて、

そして、院内での自分の役割を果たしていきたいと思います。

 2枚の写真について

 

    

724日朝、停電事故により山陽新幹線の博多ー広島間が一時利用できなくなりました。

同日朝、新山口駅のホームで約1時間20分遅れの上りの新幹線を待っていたところ、

反対側の下りで、新幹線“こだま”が「逆走」してきました。???。そして、乗客が降りて、

しばらくして、この“こだま”は下関方面に出発しました。

“非常時?”にはこういったこともあるのかな・と眺めていました。

写真は、新山口駅の下りのホームに停車している“逆走”してきた新幹線“こだま”です。

(医局)

古き良き中国(2014/07/16)

こんにちは

今回は、私の知っている古い中国のイメージを書いてみたいと思います

まず「易経」。
「当たるも八卦。当たらぬも八卦」の易の原著です。岩波文庫でも出ています。
この解説本を「自炊」しようとし(て失敗し)た知人がいて、少し読みました。
自然界の8つの事象を卦(プロは「け」ではなく「か」と読むそうです)と言い、

この組み合わせの各々に6段階のステップがあります。
主たる64の組み合わせの中に「地天泰(ちてんたい)」があります。

上に「地」があり下に「天」があると、混ざり合って「安泰」するの意味だそうです。
上が「天」、下が「地」ではありません。

権力や実力を持つ人間とそれをもたない一般庶民が乖離することが安定ではなく、

混ざってこそ安定するとの思想です。

ちなみに上が「天」、下が「地」の組み合わせは「天地否(てんちひ)」となります。

次に「史記列伝」から「刺客列伝」の後半。
「豫譲(よじょう)」が主人公ですが、その主は歴史では悪役。

主の背は高く、高貴さを表す色白の肌。美しい髭も伸ばしています。

名門の正当な跡取りで頭脳も明晰。

一方歴史のヒーローは、身分の低い母親から生まれてうだつの上がらない風貌です。

兄弟順も年下で、冷遇されて育ちました。

この二人、映画にするなら外観を入れ替えないと画像が成り立ちません。

「勝者の総取り」を良しとしない思想があります。
この物語(一応史実となっていますが)を読むとホロリとします。

何故悪役に仕えたはずの主人公が、読者を感動させるのでしょうか?
「国士無双」の語源や、織田信長の行動に影響を与えたと思われるエピソードもあって、

内容は盛り沢山です。堤防を築いて城砦を水攻めにするシーンもあります。
「史記」全体はもちろんその中の「列伝」だけでもかなりの量ですが、

「刺客列伝」だけなら、読書時間と感動からは超お得ですよ。

まだまだ面白い中国の文書は沢山ありますが、

これらを読むと中国は実に懐が深いと言った印象があります

(医局)